マチマチ技術ブログ

ご近所SNSマチマチの開発チームよりお届けします

フルリモートでのチーム開発となった2020年を振り返る

こんにちは、マチマチのプロダクトマネージャーの宮里(@miyahirok)です。

激動の年だった2020年も、あっという間に年末となりました。

マチマチは既報の通りCOVID-19の影響を受けて早々にオフィス解約を決め、3月末より全員が在宅勤務となりました。現在は別の場所に縮小してオフィスを契約しましたが、全員が在宅勤務を継続しています。

オフィスに行くのは基本的に月に1度。メンバー全員が集まる「マチマチデイ」を設け、OKRのレビューと議論、個人の振り返り&フィードバックをした後、美味しい料理とお酒を揃えて交流する日となっています。(もちろん換気や消毒などの対策は万全に)

早速話がそれましたが、今回はこの技術ブログの場をお借りして2020年を振り返ってみようと思います。

マチマチのプロダクトチームについて

はじめに、この記事を読んでいただいた方にマチマチの開発に興味をもってもらいたいというのが目的ですので、マチマチのプロダクトチームについて紹介します。

マチマチは地域限定SNSというその特性上、とても時間のかかる事業だということ自覚した上で少人数のチームで開発・運営を行っています。

現在プロダクトチームは武者(@knu)を中心としたエンジニア6名、デザイナーの山嵜(@sig)、プロダクトマネージャーの宮里という体制。開発のスタイルはいわゆるアジャイル開発の思想で進めています。特定の開発手法には拘っていませんが、プロダクトのフェーズとしてはまだまだ仮説検証を繰り返しており、ほぼ毎日何かしらのリリースをしています。それを支えるCI/CD環境の構築も常にアップデートをしていますのでそれについての詳細はまた別の機会に武者よりご紹介ができればと思います。

前述の通り今は全員がフルリモートですが、協力会社やフリーランスで地方や海外のメンバーもおり在宅になる前からオンラインでのコミュニケーションが主流でした。そのため全員がリモートになっても大きな問題は生じませんでしたが、目まぐるしい環境変化に伴う優先順位の組み換えや、日々発生する技術的な課題は積み上がっていきます。同期型コミュニケーションが以前に比べると取りにくくなった中で、よりチームの連携を深めていく必要性を感じていました。

2020年のチャレンジ

プロダクトマネージャーとしての最大の責務は当然プロダクトの成長にあります。そしてマチマチは成長のためにやるべきこと、やりたいことがそれこそ本当に山のようにある状況です。プロダクトの成長を一番ドライブするのはエンジニアリングの力であることは間違いありません。プロダクトチームとして良いパフォーマンス・アウトプットを継続して出し続けられる状態をつくり、それをカイゼンし続けること。そのサイクルをつくることが2020年を通して一貫して取り組んできたことでした。1年前との差分を振り返るとかなり良くなったと感じますし、まだまだ改善の余地があると思うこともあります。

プロダクトチームで行ってきた取り組みをいくつかのトピックにまとめて書いていきたいと思います。

イテレーションを取り入れた

狙いとしては開発に一定のリズムをつくることでした。イテレーションの期間を1週間として計画と振り返りのサイクルをつくったことで、1週間の成果やギャップ、課題が可視化され、改善の議論がしやすくなりました。

想定より多くの時間がかかってしまった要件の振り返りでは、タスクの分解が甘かったことが課題として上がり、以降イテレーションの計画時にはタスクを数時間〜1日で実行可能な粒度に細かく分解するようにしました。段階的なリリースの段取りやフロントとサーバーサイドの連携もスムーズになるなど効果を実感しています。

また、レビューやリリース後に発生した技術的なイシューがそのまま溜まりがちだったものを、週次で確認して対応議論するサイクルもできました。

タスクの見積もりとベロシティの計測も合わせて始めました。厳密さには拘らずに運用していますが、実績が貯まるにつれてチームのパフォーマンスの健康診断になる点、開発ボリュームからロードマップを見通しやすくなったなどメリットを感じています。

タスク管理はTrelloを用いていますが、SpreadSheetを併用したりなど手動で頑張らないといけないことも多いので来年以降の課題としてよりよくしていきたいなと思っています。

フルリーモート化でのコミュニケーションの模索

良いアウトプットを出すためには「塊の時間」をつくることが重要だという共通の認識がマチマチにはあります。特にエンジニア・デザイナーの仕事は集中する時間がどれだけつくれるかは生産性に大きく影響すると思います。オフィスで勤務しているときも原則Slackでコミュニケーションすることを推奨していました。

フルリモートになったことにより個人の塊の時間が取りやすくなった一方で、チームの仕事をスムーズに進めるためには自分のタスクやステータス(感情含め)をオープンにすること、チームの他のメンバーのタスクやステータスを確認しお互いの認識をこまめにすり合わせることがより大事になったと感じます。

日本人はよくハイコンテキスト文化と言われる通り、言葉ですべてを伝えなくても空気を読むとか察する力が必要とされてきましたが、これからはローコンテキストを前提としたコミュニケーションにシフトする必要があります。相手に伝わりにくいことを念頭において、言葉やテキスト、必要に応じて画像や動画も駆使して伝える努力がより求められるようになります。

取り組み自体は単純なのですが、Miroなどのツールの活用に加え、前述のイテレーションのミーティングや夕会での会話をZoom録画したりテキスト化するようにしました。備忘録となるのはもちろん、ミーティングに参加できないメンバーやプロダクトチーム外のメンバーにもより状況がオープンになり、その後のチーム内外のSlackでのコミュニケーションもスムーズになりました。(@sigが毎回すごいクオリティでMTGメモをとってくれていて感謝しかありません)

また、ミーティングのはじめには全員が必ず発言する機会が回るようにしています。チェックインとして雑談から開始することで業務に関係ありなしに関わらず気になっていることなどを発言しやすくなると感じてます。

チームでの振り返り⇒改善のサイクルをつくる

マチマチでは四半期ごとにフォーカスするOKRを設定し、事業の課題の分析と議論、施策の仮説を立て開発要件を具体化して開発を進めています。OKRで定めた開発テーマの節目のタイミングではプロダクトチームで振り返り会を実施するようにしました。

日次の夕会や週次のイテレーションのMTGではアクションの検討に時間が必要なイシューは流れがちになるため、改めて一定期間を振り返ることで気づき、学びを発見することができることを実感しました。上述の取り組みも多くが振り返り会で議論したことでした。

振り返り会は以下を方針としてKPT法で進めています。

  • 些細だと思ったこと/自分だけかもと思ったこと/自分の担当以外のことでも上げる。
  • よかったことも悪かったことも書く。
  • すべての課題を解決しようとはしない。
  • 「問題 vs 私たち」で会話する。

振り返り会自体も会を重ねるごとに改善していっています。ちょうど年末ということもあり実施を予定していますが、しっかり振り返って新たな気持で来年を迎えられるようにしたいと思います。

おわりに

チームにもプロダクトにも完璧というものはないですし、環境は突然変わりうるという中で、順調なときも逆境のときもブレずに改善をし続けるマインドを持つことが大事だということを改めて感じた2020年でした。

もともとリモートだったメンバーからは、全員がフルリモートになったことで逆にやりやすくなったとの声もあり、これから新しい働き方が必要とされる中でより柔軟な働き方ができる文化と仕組みの一定の土台はつくれたのではないかと思っています。

マチマチではエンジニアリングの力でプロダクトにもチームにも新しい風を吹き込んでくれるエンジニアを絶賛募集しております。フルリモートですので働く場所、タイムゾーンは問いません!

少しでも興味をもっていただいた方はお気軽に宮里(@miyahirok)までご連絡ください!